火葬作業員が教える骨が頑丈な人と脆い人の特徴

山育ちの人よりも、海育ちの人の方が骨が太くて頑丈という経験談

火葬場職員をしていると実に様々なお骨を見ることになります。常識的に考えて年配の人の方が骨が脆いというのはそうなのですが、中には60代でぼろぼろの人もいれば、100歳でも骨壺に納まりきらないほど頑丈な人もいます。では、この違いはなんなのでしょうか?遺伝でしょうか?それも当然あるでしょうが、筆者の経験上どうやら海育ちの人の方が他の人よりも骨が頑丈な傾向があることを発見しました。特に離島育ちの人は高確率で骨が丈夫です。離島といえば職業は漁師が殆どです。普段から魚を食べている人は年配になっても骨が丈夫なようです。あなたも年を取って骨折したくなかったら魚を食べましょう!

お骨上げの際に、作業員が壺に納まった骨を潰すことに驚かないでください。

骨壺の大きさや骨の拾い方は地域によって様々ですが、筆者の担当地区では6寸(直径182mm高さ205mm)壺を使用しています。だいたいこの大きさですの遺骨は残さずに拾うことがかのうだす。ただし潰しながら納めればの話です。遺族の方は作業員が骨を潰すことを快く思わないことでしょう。しかし、作業員も潰したくて潰しているわけではわりません。火葬直後の骨は高熱を保っています。潰すのだって熱いんです。それも箸や棒で潰すのは気が引けるので、筆者は純白の防火手袋でゆっくりと潰しています。そうでもしないと遺骨がかなり残ることになるのです。潰さないでくれと頼まれる遺族さんに、潰さなければほとんど納まりませんよ?それでもいいですか?と聞くと、やっぱり潰してでもいいからなるべく残さずに拾いたいと全員仰られます。あなたもそうでしょう?ですから、作業員が骨を潰しだしても驚かないでくださいね。

骨壺に納まりきらなかった骨はどうなると思いますか?

どんなに潰しても骨壺に納まりきらない方も多いです。50代の方ですとほとんど納まりきらないことが多いです。その場合は、遺族さんに『納まりきりませんでした骨はこちらでご供養とさせていただいて構いませんでしょうか?』と了承を得て、お骨上げを終わらせていただきます。さて、それでは残された骨はどうなるのでしょうか?答えは『我々にもわかりません』です。残された遺骨は数十人分まとめて袋に納められます。そして火葬場に併設されてある供養塔に並べられます。袋が30個ほど溜まると、役所が業者を引き連れてやってきます。30袋がトラックの荷台へと乗せられてどこか知らされていない場所へと運ばれていくのです。その先は我々には知らされていません。おそらく役所が教えてくれないのは、我々がお骨がどうなるかを知れば、それが遺族さんにも知らされるとわかっているからでしょう。つまり、その先は知らない方がいいことなのでしょう。

分骨をしたい場合は、事前に葬儀社にご相談ください。

宗派上の都合で遺骨の一部を宗派の本山へ納めたいという方がいらっしゃいますが、その場合は当然分骨用の壺が必要になります。火葬場の中には分骨用の壺を販売しているところもありますが、置いてない所も多いので分骨用の壺(2寸壺)はあらかじめ用意しておくか、葬儀社に用意するように頼んでおいてください。また、分骨ほどではないにしろ遺骨の一部を持って帰りたいと親族の誰かが言い出すことがありますが、それは作業員に頼む前に、喪主さんの許可を取ってください。喪主さんの了解なく作業員が喪主さん以外の遺族さんに骨を渡すことはできません。

人工関節やペースメーカーの類は壺に納めることはしません。

人工関節などの医療器具はほぼそのままの形で残っています。それらは火葬場の方で処分するのですが、遺族さんの中には人工関節を骨壺へ納めてくれとか持って帰りたいという方がいらっしゃいます。はっきりいってやめておいた方がいいですよ。壺に入らないことはないですが、人工関節などを収めると骨が入るスペースがかなり奪われます。また、持って帰ることも可能ですが、それからどうするんですか?容易に捨てることもできないでしょう?ずっと仏壇に閉まっておくんですか?故人様はようやく病や不自由な身体から解放されたというのに、そんな物を大切に持っていてなんの意味があるんですか?それは火葬場に置いて帰りましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です