実際、大規模な葬儀は現場職員からは敬遠されています。

葬儀社従業員も火葬場職員も遺族さんが少ない方が断然嬉しいのが現実。

不謹慎なように聞こえるかと思いますが、これは完全に事実なのです。地方議員の方とかお医者さんとか、地元企業の会長など名誉職に就かれていた方がお亡くなりになると300人から500人程度の参列者が見えられるんですよね。そうすると会場の中に入り切れませんから、葬儀社は野外に仮設テントを設置してパイプ椅子を並べます。高齢の参列者が夏場の炎天下で一時間以上も過ごすことを想像してください。救急車が出動する事態になることは容易に想像できますよね。その他にも人が多ければ多いほど想定外の事態が発生するものです。特別手当が付くわけでもなく、想定外の業務まで発生するともなると現場の職員にとっていいことなどなにもありません。

火葬の予約時間に間に合わなくなるということ

火葬場は複数の葬儀社が分刻みで利用しているので、予約時間にきっちりと火葬場へ搬送しないと他の葬儀社とバッティングしてしまって予定通り火葬することが出来なくなるのです。そうなると大勢の遺族さんを待たせることになります。待たされる時間が長いほど、遺族さん達はバラバラになって個人行動をし始めます。そうなるといざ火葬となっても集合させるのにさらに時間が掛かってしまいます。そうして次の火葬予約をしている葬儀社が火葬できなくなり、それが連鎖することにより全ての業務予定に支障を来たすことになるのです。

お金がないので可能な限り費用を安くしたいと相談されることはよくあります。

こういうケースは近頃かなり増えてきています。だから職員は慣れたものなんですが、ご家族さんとしてはお金に余裕がないことと参列者がいないことを恥ずかしく思われたりするんですよね。でも、はっきり言いましょう。『こちらこそ喜んで対応させていただきますのでご安心ください』むしろ一般の葬儀よりも密にご遺族さんと関わりあえるので、決められたマニュアルよりも良い待遇をしてくれる葬儀屋さんは多いです。

遺族さんが故人様の奥様と娘さんの2人だけだった場合の実話

このご家族さんの場合は火葬場に併設してある通夜室に宿泊されていたのですが、運転免許所を持っていないということでしたので、葬儀社の担当職員が個人的にお弁当を買ってきてあげたり、買い出しに連れて行ってあげたりしていました。しかも、宿泊された翌日の朝ごはんまでも自分で買ってきて、そのご家族さんに差し入れしていました。しかも、すべての費用は担当職員のポケットマネーから支払われたものです。そして、出来る限り費用を節約する為のアドバイスを行い、結果的に費用は13万円以内に抑えていました。ご家族の方はとても感謝していましたよ。こういった密な繋がりもできますので、遺族さんが少ないことを気にする必要など少しもないということを申し上げておきます。

 

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